犬のためのTV番組『DOGTV』日本上陸
今から約60年前の1953年2月1日。NHKが日本ではじめてテレビ放送をスタートさせました。民放の中では、日本テレビ(NTV)が8月28日に放送したのが最初となります。
当初は高級品だったテレビも、技術の進歩とともに徐々に価格は低下し、プロ野球、大相撲などの国民的スポーツの人気も後押しして、各家庭に普及しました。今では一家に一台はあたりまえとなっています。なかには、すべての部屋に1台ずつ置いている家庭も見受けられますね。

テレビは、家族の団らんや趣味の一環として視聴する以外にも、子どものお留守番対策としても活用されています。おもちゃやお菓子ではなかなか落ち着かせられない子どもも、テレビを見せると静かになることがありますよね。
その点に着目して開発されたのが、犬のためのテレビ番組『DOGTV』です。DOGTVは、イスラエルPTV Media社が運営するペット専用チャンネルで、2013年8月から米国で放送を開始しています。そのDOGTVが、このほど日本にも上陸すると発表されました。放送は2014年6月1日から、NTTぷららとアイキャストが手がける「ひかりTV」で行われます。
番組コンテンツは以下の3つのようです。
ご主人が不在のとき、不安でストレスが溜まってしまう犬は多いですね。「リラックス」は、そんな彼らをリラックスさせてストレスを低減させるためのコンテンツです。音とビジュアルを効果的に配置しています。
2.アクティビティ遊び相手が誰もいないときの犬は、たいてい退屈そうにしていますね。おもちゃがあっても、ひとりではすぐに飽きてしまうのです。「アクティビティ」では、退屈な彼らをアニメーションや音で刺激し、遊び心を増幅させます。
3.教育DOGTVでは、先進的な獣医学を駆使して犬を「教育」する試みもなされています。テレビによって、日常ではあまり体感できないような刺激を与え、さまざまな状況に体を慣れさせるのです。
以上3つのコンテンツを、犬の特性や生活サイクルにあわせて、数分間のプログラムとして編成しているのがDOGTVの特徴です。
DOGTVの放送開始は、2014年6月1日の0時を予定しています。月額の利用料は1,944円(税込)とのこと。はたして、犬の新たな娯楽として定着するのでしょうか。今後に注目です。
出典:『DOGTV』