新しい飼い主を見つけるために、私たちができること
地震などの震災、火事などの事故、怪我や病気による飼育放棄など、犬が飼い主を失ってしまう原因にはさまざまなものがあります。悲しいことですが、心無い飼い主によって放置されてしまう犬がいることも事実。中には虐待を受けて人間嫌いになってしまう場合もあります。


環境省の動物愛護管理質のデータによれば、引き取られた犬の数は年間で7万頭以上です。その内の半数が殺処分されています(平成24年 環境省)。大切なのは、その事実から私たちが目をそらさないことです。現状をしっかりと把握して、それぞれが責任を感じつつ、できることを模索する必要があるでしょう。
たとえば、保護されている犬に対して、私たちはどのようなことができるでしょうか。
■写真撮影保護されている犬を直接見てもらう前に、まずはどのような犬がいるのかを知ってもらわなければなりません。そのためには、写真を撮影する必要がありますね。最近では、インターネットで保護されている犬の存在を知り、引き取りたいと申し出る人も少なくありません。そのため、できるだけ元気で可愛い姿を写真におさめようと活動している方もいます。
■ソーシャルメディアでの告知webサイトの告知だけではなかなか情報が拡散しない場合には、ソーシャルメディアを上手に利用するという方法もあります。Facebookやtwitterなどで告知することにより、自ら検索しない層へもアプローチすることができるのですね。里親募集などでも活用されている手法です。
■地道な活動
そしてもちろん、駅前やイベント会場での地道な活動も欠かせません。保護されていながらも、元気いっぱいなその姿を見れば、新しい飼い主にならずにはいられない方も少なくないでしょう。直接ふれあうことで、心が通うこともあるかもしれませんね。まさに、新しい家族との対面の瞬間です。
私たちは、犬をはじめとするたくさんの動物に支えられて生きています。感謝の気持ちをつねに持ち続けるとともに、各人ができることを考えていきましょう。