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飼い主への忠誠心は永遠に… インドの「忠犬ハチ公」とは
2014-09-21
日本人なら誰でも知っている「忠犬ハチ公」。渋谷のハチ公口にある銅像は、今も飼い主を待ち続けていますね。そんなハチ公物語のあらすじはもちろんご存じですよね。
飼い主である大学教授の上野英三郎さんは、大の愛犬家で、出かけるときにはいつもハチをともなって渋谷駅まで行っていました。しかし、そんな上野さんが、ある日突然急死してしまいます。そうとは知らず、上野さんの帰りを待ち続けるハチ。その献身的な姿は評判となり、新聞記事にも掲載され、多くの人々を感動させたのです。
インドの「忠犬ハチ公」!?
そんな飼い主思いのハチ公ですが、なんと遙か海の向こうのインドでも、同じくらい献身的な犬がいるそうですよ。インドのハチ公物語もとても切ないストーリーなのです。
飼い主の死
ある日、インド南部にあるチェンナイで、建設作業員のバスカー・シュリさんが交通事故で帰らぬ人となりました。当時、まだ18歳という若さです。彼は丁重に埋葬され、お墓もつくられました。
お墓の前から動かないしばらくして、彼のお墓の側を離れない一頭の犬が発見されます。その犬の健康状態はとても良好とは言えず、空腹で飢えているようでした。しかし、動物保護団体の職員が水やビスケットを与えようとしても、その場を離れようとしません。
そしてついに、15日間も飲まず食わずの状態が続きます。これはなんとかしなければと思い、職員がシュリさんの母親に連絡。迎えに来てもらってはじめて、お墓を離れることができました。この犬は、飼い主のお墓を必死に守っていたのですね。
恩返しの心
犬は人から与えられた恩を忘れることはありません。どれだけ自分が犠牲になっても、飼い主のために恩返ししようとするその姿からは、損得をこえた愛情を感じることができるでしょう。たまにはそうした犬の一面について、思いを馳せてみてくださいね。