師走も大忙し! 麻薬探知犬の活躍ぶりとは
実際に体験したことがなくても、麻薬の怖さを知っている人は少なくないかと思います。事実、最近では「脱法ハーブ」など、違法性のあいまいな薬物によって引き起こされる事故が数多く発生しており、取り締まりの強化が叫ばれていますね。
これが違法薬物であれば、どれだけ危険なことかは想像に難くありません。そこで活躍しているのが「麻薬探知犬」です。
麻薬探知犬とは、その名のとおり麻薬を探知するために特別な訓練をうけた犬のことです。犬種としては、主にジャーマン・シェパードやラブラドール・リトリーバーなどがいます。なんでも、各メディアを騒がせた某タレントの麻薬事件においても活躍していたとのこと。私たちの知らないところで、数多くの実績をあげているのですね。
そんな麻薬探知犬の活躍ぶりは、麻薬事件の増加とともに目覚ましいものがあります。
1.優れた嗅覚なかでも、人間の1000倍~1億倍と言われている優れた嗅覚は、現場の捜査を強力にサポートします。たとえ目に見えない場所にある麻薬でも嗅ぎ分けてしまいますし、また、麻薬の残り香にも敏感に反応します。
2.徹底した訓練もちろん、そんな麻薬探知犬たちは、それぞれが厳しい訓練を受けている優秀な犬ばかりです。麻薬の臭いからダミーを嗅ぎ分けることもできるなど、その高い能力は通常の犬とは大きく異なりますね。
麻薬探知犬の活動の一環として、小学校での講演なども行っているとのこと。実際に麻薬を嗅ぎ当てるところを目の当たりにすれば、その実力の高さがより分かります。もちろん、デモンストレーションなので実際の麻薬は使いません。
麻薬の怖さは、実際に使用したあとに知っても、もはや取り返しがつきません。だからこそ、いかにその恐怖を啓蒙できるかが大切なのです。麻薬探知犬の活躍ぶりには眼を見張るものがありますが、できることなら、少しでも多くの人が麻薬との接点がなくなることが望ましいですね。麻薬探知犬は、麻薬のない暮らしを実現するために、今日もいろいろな場所に出動しています。