年末は防犯が大事! 番犬に向いているのはどんな犬!?
「備えあれば憂いなし」という言葉がありますが、実際には、万全の備えというのはなかなかできないもの。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ではありませんが、思い出したように備えをしても意味がありません。
できることなら、日頃から備えに対する意識を高めておき、あらゆる状況に対応できるようにしておきたいですね。それは、年末にかけての防犯でも同じことです。この時期だけ防犯を強く意識しても不十分なのですね。
そこで、犬を飼っている方は、ぜひ番犬としての役割を担わせてみてはいかがでしょうか。「うちの犬で大丈夫かな」と心配している方もいるかもしれませんが、しっかりと訓練すれば、心強い存在になってくれることでしょう。
もちろん、人間に向き不向きがあるように、犬にも向き不向きがありますので、よくよく特性を勘案しながら検討してみてくださいね。
ところで、番犬に向いている犬には、どのような特徴があるのでしょうか。以下にポイントをピックアップしましたので、参考にしてみてください。
1.よく吠える空き巣を威嚇するためには、一にも二にもまず吠えなければなりません。とくに、勢い良く大きな声で吠えられれば、誰だって逃げ出してしまいますよね。それが飼い主に対してなら困ってしまいますが、泥棒相手なら心強いでしょう。迫力があればなお良しです。
また、たとえ臆病な犬だったとしても、警戒心が強いことは、防犯面ではプラスに作用します。誰に対してもしっぽを振ってしまう犬よりは、一歩下がって警戒できる犬のほうが番犬向きですね。空き巣になついてしまうなどは言語道断でしょう。
また、体格が大きな大型犬も犯罪に対して一定の抑止力が期待できます。庭先にシェパートやピットブルなんかがいたら、見知らぬ人なら身構えてしまいそうですよね。
3.忘れっぽいさらに、意外に思われるかもしれませんが、忘れっぽい犬も番犬に向いています。それというのも、どんな相手に対してもまず吠えたり警戒することができるからですね。二、三度会っただけで仲良くなってしまう犬は、番犬には向いていません。
これらの3つのポイントで一般家庭でも飼えそうなのは、ポメラニアン、ミニチュア・シュナウザー、ジャック・ラッセル・テリア、柴犬、ダックスフンドなどでしょうか。テリア系の犬種は全般的に番犬に向いているとされます。
最も最近の小型犬はうれしくて吠えたりしている場合も多いですし、性格もバラバラですので、一概に番犬に適しているとは言えないようです。
空き巣によっては、番犬対策として食べ物を携帯している輩もいます。そういった状況に対応するためには、日頃からご飯の時間を決めておくなどして、他人からの食べ物を食べないよう訓練しておく必要があるでしょう。やはり、防犯の基本は、常日頃からの心がけなのですね。